レッドシダー・杉・ひのきの違いを比較|耐久性・価格・見た目で解説



外装材を検討する際、よく比較されるのがレッドシダー・杉(スギ)・桧(ヒノキ)です。
どれも天然木であり、それぞれに特長があります。
ここでは、外装材として使う場合の違いを整理します。
まずは全体像を一覧で見てみましょう。
| 項目 | レッドシダー | 杉(スギ) | 桧(ヒノキ) |
|---|---|---|---|
| 主な産地 | 北米 | 日本 | 日本 |
| 比重(目安) | 約0.37 | 約0.38 | 約0.41 |
| 耐朽性 | 高い | 中程度 | 高い |
| 加工性 | 良い | 非常に良い | 良い |
| 硬さ | やや柔らかい | 柔らかい | やや硬い |
| 色 | 赤褐色~ブラウン | 赤身+白太 | 淡黄白色 |
| 色のばらつき | 大きい | ややある | 少ない |
| 経年変化 | シルバーグレー | シルバーグレー | シルバーグレー |
| 価格傾向 | 中 | 比較的安価 | 高め |
| 向いている用途 | 外壁・フェンス・デッキ | 外壁・フェンス | 高級外装・内装 |
まずは大きな違い
3つの木材の特性をまとめると、おおよそ次のようになります。
| レッドシダー | 杉(スギ) | 桧(ヒノキ) | 特徴 | 耐朽性が高く軽い | 軽く加工しやすい | 強度と耐久性のバランス |
|---|
それぞれ詳しく見ていきます。
耐朽性(腐りにくさ)
外装材で最も重要なのは、腐りにくさです。
レッドシダーは心材に天然抽出成分を多く含み、高い耐朽性を持つ木材です。
杉やひのきにも耐久性はありますが、一般的には次のような傾向があります。
耐朽性(心材): 桧(ヒノキ) ≒ レッドシダー > 杉(スギ)
※条件や産地により差があります。
そのため、屋外環境では「レッドシダー」、「桧(ヒノキ)」が比較的有利とされています。
重さ(施工性)
木材の重さは施工性に影響します。
※比重とは、木材の重さの目安です。
数値が小さいほど軽く、施工しやすく、大きいほど重く硬い傾向があります。
| レッドシダー | 杉(スギ) | 桧(ヒノキ) | 比重(目安) | 約0.37 | 約0.38 | 約0.41 |
|---|
レッドシダーと杉(スギ)は軽く、施工しやすい木材です。
桧(ヒノキ)はやや重く、硬さもあります。
色と見た目
木材ごとに、見た目の印象も異なります。
レッドシダー
・赤褐色~ブラウン
・色幅が大きい
・木目が美しい
杉(スギ)
・赤身と白太のコントラスト
・柔らかい印象
桧(ヒノキ)
・淡い黄白色
・上品で落ち着いた印象
外観デザインでは、この違いが大きく影響します。
価格
一般的な傾向としては、
杉(スギ) < レッドシダー < 桧(ヒノキ)
となることが多いです。
杉(スギ)は国産材の流通量が多く、比較的手に入りやすい木材です。
桧(ヒノキ)は品質が高い分、価格も高くなる傾向があります。
経年変化
屋外で使用すると、どの木材も紫外線と雨により色が変化します。
無塗装の場合、レッドシダー、杉、ひのきのいずれも最終的には「シルバーグレー」に近い色合いになります。
これは劣化ではなく、自然な経年変化です
向いている用途
それぞれの特徴から、向いている用途は次のようになります。
レッドシダー
外壁・フェンス・デッキ・軒天井
杉(スギ)
外壁・フェンス・内装
桧(ヒノキ)
高級外装材・構造材・内装
どれを選ぶべきか
結論としては、「どれが一番良い」というより、用途と優先順位で選ぶことが大切です。
例えば
耐朽性と軽さ → レッドシダー
コストと入手性 → 杉(スギ)
強度と高級感 → 桧(ヒノキ)
という考え方になります。
まとめ
レッドシダー、杉(スギ)、桧(ヒノキ)は、いずれも外装材として使われる木材です。
それぞれの特性を整理すると、
レッドシダー:耐朽性と軽さ
杉(スギ):加工性とコスト
桧(ヒノキ):強度と耐久性
という違いがあります。
素材の優劣ではなく、用途に合った選択が重要です。




