レッドシダー とハードウッド比較|耐久性・価格・施工性の違い



ウッドデッキやフェンスを検討する際、よく比較されるのがソフトウッドである「レッドシダー(ウエスタンレッドシダー/米杉)」とハードウッド(ウリン・セランガンバツ・イペなど)です。
どちらも屋外で使われる木材ですが、性質は大きく異なります。
レッドシダーとハードウッドの比較
| 項目 | レッドシダー | ハードウッド |
|---|---|---|
| 主な樹種 | ウエスタンレッドシダー | ウリン・セランガンバツ・イペなど |
| 比重(目安) | 約0.37 | 0.8~1.1 |
| 重さ | 軽い | 非常に重い |
| 耐朽性 | 高い | 非常に高い |
| 硬さ | やや柔らかい | 非常に硬い |
| 加工性 | 良い | 加工が難しい |
| ささくれ | 出にくい | 出やすい場合あり |
| 経年変化 | グレー化 | グレー化 |
| 価格 | 中 | 高い |
| 施工性 | 良い | 難しい |
※樹種やグレードにより差があります。
※比重とは、木材の重さの目安です。
数値が小さいほど軽く施工しやすく、大きいほど重く硬い傾向があります。
水は「1」とされ、これより小さいと浮き、大きいと沈みます。ハードウッドは水に沈むほど重く、レッドシダーは軽い木材です。
大きな違いは「重さと硬さ」
最も大きな違いは、比重による性質の差です。
ハードウッドは水に沈むほど重く、非常に硬い木材です。
一方、レッドシダーは軽く、加工しやすい木材です。
この違いが、「施工性」、「使い勝手」、「安全性」に大きく影響します。
耐朽性はどちらも高い
耐朽性に関しては、レッドシダー(心材)、ハードウッドのいずれも屋外使用に適した性能を持っています。
ただし、
ハードウッドは「非常に高耐久」
レッドシダーは「高耐久」
という違いがあります。
施工性と扱いやすさ
ここは大きな分かれ目になります。
レッドシダー
・軽くて扱いやすい
・加工しやすい
・施工負担が少ない
ハードウッド
・非常に硬く加工が大変
・下穴あけが必須
・工具や施工技術が必要
現場によっては、施工コストや工期に影響します。
安全性(使用感)
見落とされがちですが重要なポイントです。
ハードウッドは非常に硬いため、
・転倒時の衝撃が大きい
・表面がささくれやすい場合がある
といった点に注意が必要です。
一方、レッドシダーは比較的柔らかく、足あたりがやさしいという特長があります。
価格の考え方
一般的に初期コスト(材料+施工)では、
レッドシダー < ハードウッド
となることが多くなります。
ハードウッドは比重が高く非常に硬いため、
・加工に手間がかかる
・施工負担が大きい
・工期が長くなる
といった理由から、施工費も含めてコストが上がる傾向があります。
一方で、維持コストの考え方は異なります。
レッドシダーは定期的な塗装などのメンテナンスを前提とするケースが多いのに対し、ハードウッドは無塗装でも長期間使用されることがあります。
そのため、
初期コストはハードウッドが高く、
維持コストは条件によって差が出る
というのが実際のところです。
どちらが安いかは、初期費用だけでなく、使用環境やメンテナンス方針によって変わります。
向いている用途
レッドシダーが向いているケース
・施工性を重視したい
・軽量な材料を使いたい
・足あたりの良さを重視したい
・バランスよく選びたい
ハードウッドが向いているケース
・とにかく耐久性を重視したい
・メンテナンス頻度を減らしたい
・重厚感を求めたい
どちらを選ぶべきか
重要なのは、何を優先するかです。
施工性・扱いやすさ → レッドシダー
圧倒的な耐久性 → ハードウッド
どちらも優れた材料ですが、性質は大きく異なります。
失敗しないための選び方
レッドシダーとハードウッドは、性能だけで選ぶとミスマッチが起きやすい材料です。
選ぶ際は、次の3点を基準にすると判断しやすくなります。
① 施工条件で選ぶ
高所・リフォーム → レッドシダー
新築・重機使用可 → ハードウッド
施工環境によって、適した材料は変わります。
② 使用感で選ぶ
足あたりのやさしさ → レッドシダー
硬さ・重厚感 → ハードウッド
日常的に触れる場所ほど、重要なポイントです。
③ メンテナンス方針で選ぶ
手入れしながら使う → レッドシダー
できるだけ手をかけない → ハードウッド
どちらが正解ではなく、考え方の違いです。
設計事務所・工務店・法人のお客様へ
外構材の選定は、
●施工性
●コスト
●安全性
●メンテナンス性
を総合的に判断する必要があります。
ハードウッドは高耐久ですが、施工負担やコスト増につながるケースもあります。
一方、レッドシダーは軽量で施工性に優れ、バランスの取れた材料です。
用途や現場条件に応じた材料選定をする必要があります。
レッドシダーとハードウッドの違いをまとめると
レッドシダーとハードウッドは、
軽さと施工性のレッドシダー
重さと耐久性のハードウッド
という対照的な特徴を持ちます。
どちらが優れているかではなく、用途や条件に合っているかが重要です。




