ウエスタンレッドシダー知って得する豆情報!(5)
■ウエスタンレッドシダーと金物について
ウエスタンレッドシダーの施工に使用する釘、ビス等は通常溶融亜鉛メッキ、アルミ、ステンレス製(304番)を使用します。
購入代金は高くなりますが、酸化に強いことから、ステンレス製のものをお奨めします。また、塩害等の影響を受ける地域ではステンレス製(316番)が良いと思います。

鉄、銅、電気メッキの金物は出来るだけ使用を避けて頂いたほうがよいでしょう。ウエスタンレッドシダーの抽出成分に反応して青黒いシミが発生し美観を損ねる原因となるからです。
写真でもお判りの様にレッドシダーに打った鉄の釘は周りが青黒くシミになってきています。
又、鉄の釘を杉とレッドシダーに打った場合を比べると、同時期に施工したものでもレッドシダーの抽出成分と鉄が反応してすぐにシミが出てきました。
また、釘・ビス等を打つ場合、木材の割れ防止の為にも、下穴加工をお奨めします。サイディング等の釘打ちの際、強く打ち過ぎる事が原因で割れを生じることがありますので、手打ち作業をお奨めします。