枠無ラティスを利用したフェンス作り【ウエスタンレッドシダー(米杉)施工例 s20160119-6】
当店のウエスタンレッドシダーをご購入のお客様から施工写真をいただきました。
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耐久性を考慮して、土台と柱は檜の90x90、ラティスは枠無のWRC材、ウッディロバートさんに注文したのは下枠となる2x4材と笠木の2x5材、そしてラティスを囲む縦横枠として、特注の細材(19ミリx19ミリ)でした。塗料は1回塗りのインウッドでナチュラル色を塗りました。
<土台周りの取り付け>
ステンレス製のオールアンカー(口径12ミリ、全長150ミリ)は、フェンスの全長約7240ミリに対し、8本を土台の継ぎ目前後と柱を避けて1200ミリ以内に使いました。そして、土台を30ミリほど座彫りして角座金で締め付け、その上に雨水の浸入を防ぐため0.5ミリの防水シートを貼って、欅の端材をビス止めしています。
2x4材の下枠の所に10ミリの穴を適当に開けています。ラティスを挟み込んだ時に雨水が土台に流れるよう配慮しました。
<完成して>
一番手間がかかったのは コンクリート擁壁と土台の接合、そしてラティスを囲む縦横枠でした。
擁壁と土台の接合については、3回に分けて動かないよう垂直に土台ごとコンクリートに穴を開け、その穴にズレ防止のためアンカーを仮に入れたままにして、次のボルトの穴を開けるというように8箇所同様に一緒に取り付けました。さらに、うっかりして、継ぎ目の1箇所にパッキンを入れてなかったものだからボルトを締めると、沈んでしまいましたので、その調整に手間取りました。
縦横枠については、前後左右の8本x4枠の計32本を現場合せの加工としたため大分時間を費やしました。それでも、この枠材を「特注として用意してくれますか」と、ウッディロバートさんに問い合せたところ快く承知してくれて依頼することが出来ましたので、本当に助かりました。取付には苦労しましたが、それなりに満足感が達せられました。これからも宜しくお願いします。
山梨のU様より