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レッドシダーのデメリット|それでも選ばれる理由

レッドシダーのデメリット ― 強い木材にも、弱点はあります ―

ウエスタンレッドシダーは、耐朽性が高く、加工性にも優れ、軽量で扱いやすい木材です。

しかし、どんな素材にも特性があります。
レッドシダーも例外ではありません。

ここでは、あえてデメリットを整理します。

① 表面がやわらかい(へこみやすい)

レッドシダーは軽く、比重が低い木材です。
そのため、

・ 重い物を落とす
・ ハイヒールで歩く
・ 砂利が付着したまま踏む

といった条件では、表面に傷やへこみが生じやすくなります。

ハードウッドのような高い耐摩耗性を期待する用途には、慎重な検討が必要です。

② 色のばらつきが大きい

レッドシダーは、

・ 淡いベージュ
・ 赤褐色
・ 濃いブラウン

と、色幅が非常に広い木材です。

これは天然素材としての魅力でもありますが、

・ 色を均一に揃えたい
・ 工業製品のような仕上がりを求めたい

という場合には、イメージと異なることがあります。

③ 経年でシルバーグレーになる

屋外で無塗装使用すると、紫外線と雨の影響により表面がグレー化します。
これは劣化ではなく自然な変化ですが、「赤みを長く保ちたい」という場合は、定期的な保護塗装が必要になります。

④ ヤニ(樹脂分)がにじむことがある

レッドシダーは天然抽出成分を多く含みます。
そのため、条件によっては

・ ヤニがにじむ
・ 表面に色移りが起こる

ことがあります。
特に高温環境では注意が必要です。

⑤ 心材と辺材で性能差がある

前回の記事でも触れましたが、レッドシダーの耐朽性は主に心材に由来します。

心材は抽出成分を多く含み耐朽性に優れますが、辺材は心材よりも耐朽性が低くなります。
そのため、

・ 辺材が多い部材
・ 常時湿潤環境

では、設計上の配慮が必要です。

それでもレッドシダーが選ばれる理由

ここまで読むと、「弱い木材なのでは?」と感じるかもしれません。

しかし重要なのは、

特性を理解して使うこと

レッドシダーは、

・ 高い耐朽性(特に心材)
・ 軽量で施工しやすい
・ 加工性が良い
・ 断熱性が高い

という明確な強みを持っています。

用途に合えば、非常に優れた素材です。

レッドシダーをおすすめできる方

次のようなレッドシダーの特性に合わせた用途に使用する方には非常に相性のよい木材です。

① 腐りにくさを重視する方

屋外で使用する以上、最も重要なのは耐朽性です。
特に心材を適切に使えば、高い耐朽性能を発揮します。
「まずは長持ちすること」を優先する方には、有力な選択肢になります。

② 軽さと施工性を重視する方

レッドシダーは比重が低く、扱いやすい木材です。

・ 高所施工
・ DIY
・ 既存構造への負担軽減

といった場面では、大きなメリットになります。

③ 経年変化を楽しめる方

赤みのある色合いから、やがて落ち着いたシルバーグレーへ。
この自然な変化を“劣化”ではなく“味わい”と捉えられる方には、非常に魅力的な素材です。

④ 天然素材らしさを受け入れられる方

色のばらつきや節、木目の違い。
均一ではありません。
しかしそれこそが、本物の木の個性です。
工業製品のような均一性よりも、自然素材の表情を楽しみたい方には適しています。

まとめ

レッドシダーのデメリットは、

・ 表面がやわらかい
・ 色のばらつきがある
・ 経年でグレー化する
・ ヤニが出ることがある
・ 心材と辺材で性能差がある

という「特性」に起因するものです。
レッドシダーは万能ではありません。
しかし、

使用環境を理解し
設計に配慮し
特性を受け入れられる

のであれば、非常に優れた素材です。

素材選びで重要なのは、“良い・悪い”ではなく、向いているかどうかです。

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