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レッドシダーの塗装方法「ワイピング」とは?木目を活かす仕上げを解説

木目を活かしながら仕上げる塗装方法

レッドシダーの塗装方法を調べていると、「ワイピング」という言葉を見かけることがあります。
一般的な塗装では、塗料を塗って乾かすイメージが強いかもしれません。
一方、ワイピングは、

塗ったあとに拭き取る

という工程を含む塗装方法です。
レッドシダーのように、木目や自然な風合いを活かしたい木材と相性が良く、塗料メーカーでも推奨されることがあります。

ワイピングとは?

ワイピング(Wiping)は、塗料を木材に塗布したあと、余分な塗料を布などで拭き取る方法です。
通常の「塗り重ねて塗膜を作る塗装」とは少し異なり、

木目を見せやすい
ムラを抑えやすい
自然な仕上がりになりやすい

という特長があります。
特にレッドシダーでは、素材感を残しながら色味を整えやすいため、相性の良い塗装方法のひとつです。

なぜレッドシダーに向いているのか

レッドシダーは、

・ 木目がはっきりしている
・ 色の濃淡がある
・ やわらかな質感がある

といった特長を持っています。
塗膜を厚く作る塗装では、こうした天然木らしい表情が隠れてしまうことがあります。
その点、ワイピングでは、余分な塗料を拭き取るため、木そのものの風合いを残しやすくなります。

レッドシダーの「色の濃淡」とワイピング

レッドシダーは、もともと

・ 白っぽい部分
・ 赤みの強い部分
・ 茶色の濃い部分

など、色の濃淡が大きい木材です。
これは天然木らしい特徴のひとつであり、一枚の中でも表情が異なることがあります。
ワイピングは、そうした色の違いや木目を活かしやすい塗装方法です。
そのため、「自然な風合いを残したい」という場合には相性が良い一方、「均一な色に揃えたい」という場合には、少し方向性が異なることがあります。

均一な色にしたい場合は?

ワイピングは、木の表情を残す塗装方法のため、

・ 色の濃淡
・ 木目の差
・ 塗料の吸い込みの違い

も比較的見えやすくなります。
そのため、

・ 全体を均一に見せたい
・ 色差をできるだけ抑えたい

という場合は、「着色力の強い塗料」、「半造膜・造膜系塗料」を選ぶ方法もあります。

半造膜・造膜系塗装という選択肢

塗膜を作るタイプの塗料は、木材表面を覆うため、色のバラつきを抑えやすくなります。
特に、

・ 均一感を出したい
・ モダンな印象にしたい
・ 木材の色差を目立たなくしたい

場合には選択肢になります。
一方で、

・ 木目が見えにくくなる
・ 天然木らしい表情が弱くなる

こともあります。
つまり、

「均一感」を優先するか
「天然木らしさ」を活かすか

で、塗装の考え方が変わってきます。

色の濃淡があることで生まれる魅力

一方で、レッドシダーの色の濃淡は、欠点ではなく魅力として捉えられることも多くあります。
例えば、

・ 単調になりにくい
・ 光の当たり方で表情が変わる
・ 天然木らしい雰囲気が出る
・ 一枚ごとに個性がある

といった点です。
特に、

・ フェンス
・ 外装
・ 天井材

などでは、この自然な色のばらつきが、空間に奥行きや柔らかさを生むことがあります。

ワイピングのメリット

① 木目や質感を活かしやすい

最大の特長は、天然木らしい表情を残しやすいことです。
塗りつぶすような仕上がりではなく、木目を見せながら自然に色味を整えられます。

② 塗りムラが出にくい

塗料を拭き取る工程があるため、塗料が溜まりにくく、比較的ムラを抑えやすい方法です。
DIYでも取り組みやすい理由のひとつです。

③ 重たい印象になりにくい

塗膜感が強く出にくいため、レッドシダー特有の軽やかな雰囲気を残しやすくなります。

塗り重ねで仕上がりは変わる

ワイピングでは、1回だけでなく、「2度塗り」、「3度塗り」と塗り重ねることで、仕上がりの印象を調整することもあります。

1回塗り

・ 木目がよく見える
・ 自然な風合いになりやすい
・ 軽やかな印象

レッドシダー本来の表情を活かしやすい仕上がりです。

2度塗り・3度塗り

塗り重ねることで、

・ 色味が深くなる
・ 落ち着いた印象になる
・ 保護性能を高めやすい

といった変化があります。
ただし、塗り重ねすぎると、

・ 木目が見えにくくなる
・ 色差が重たく見える
・ 塗膜感が強くなる

こともあります。
そのため、レッドシダーでは「木目をどこまで見せたいか」を意識しながら調整することが大切です。

ワイピングの基本的な流れ

一般的な流れは次のようになります。

  1. 木材表面の汚れを落とす
  2. 塗料を塗布する
  3. 布などで余分な塗料を拭き取る
  4. 乾燥させる
  5. 必要に応じて再塗装する

塗り重ねる場合は、メーカー推奨の乾燥時間を守ることが重要です。

拭き取りの加減でも印象が変わる

ワイピングは、拭き取り方によっても仕上がりが変わります。

・ しっかり拭き取る → 木目がより自然に出る
・ 軽めに拭き取る → 色味がやや濃く残る

つまり、

・ 塗る回数
・ 拭き取り量

の両方で仕上がりを調整できる塗装方法です。

どんな塗料でもできる?

ワイピングは、主に浸透性塗料で行われます。
木材に浸透するタイプの塗料は、レッドシダーとの相性が良く、自然な仕上がりになりやすいためです。
一方で、

・ 厚い塗膜を作る塗料
・ 塗りつぶし系塗料

では、ワイピングの特長が活かしにくい場合があります。

屋外・屋内どちらでも使える?

ワイピングは、

・ デッキ
・ フェンス
・ 外装
・ 内装

など、幅広く使われています。
特に、

・ 木目を活かしたい
・ 自然な風合いを残したい

という場合に向いています。

注意点

自然な仕上がりが魅力のワイピングですが、いくつか注意点もあります。

拭き取り不足

塗料が表面に残りすぎると、「ベタつき」、「色ムラ」の原因になることがあります。

塗り重ねすぎ

必要以上に重ね塗りすると、「木目が隠れる」、「塗膜感が強くなる」ことがあります。
レッドシダーらしさを活かしたい場合は、塗りすぎないバランスも重要です。

吸い込みの差

天然木のため、部位によって塗料の吸い込みに差が出ることがあります。
これも天然木らしい表情の一部ですが、気になる場合は試し塗りがおすすめです。

環境による違い

気温や湿度によって、「乾燥時間」、「拭き取りやすさ」は変わります。
メーカーの推奨条件を確認して施工することが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q1. ワイピングはDIYでもできますか?

比較的取り組みやすい塗装方法です。
塗料を拭き取るため、塗りムラを抑えやすい特長があります。

Q2. ワイピングは、なぜレッドシダーと相性が良いのですか?

木目や自然な色の濃淡を活かしやすく、天然木らしい風合いを残しやすいためです。

Q3. 何回くらい塗るのがおすすめですか?

仕上がりの好みによります。
自然な木目を活かしたい場合は1~2回程度、色味を強めたい場合は重ね塗りを行うことがあります。

まとめ

ワイピングは、塗料を塗ったあとに拭き取ることで、木目や素材感を活かしやすい塗装方法です。
特にレッドシダーでは、

・ 色の濃淡
・ 木目
・ 自然な風合い

を残しやすく、天然木らしい仕上がりになりやすい方法です。
一方で、

・ 全体を均一に見せたい
・ 色差を抑えたい

という場合は、半造膜・造膜系塗料など、別の仕上げ方法が向くこともあります。

レッドシダーは、工業製品のような均一さではなく、一枚ごとに異なる表情を持つ素材です。
ワイピングは、そうした天然木らしい個性を活かしたい場合に、特に相性の良い塗装方法と言えます。

設計事務所・工務店・法人のお客様へ

木部塗装では、塗料選びだけでなく、仕上げ方法によっても印象が変わります。
特にレッドシダーでは、

・ 木目を活かすか
・ 色を均一に見せるか
・ 経年変化をどう捉えるか

によって、塗装仕様の方向性も変わります。

取り扱い商品

レッドシダーの木目や色の濃淡を活かすには、浸透性の木部保護塗料がよく用いられます。
屋外用・屋内用を含め、各種塗料を取り扱っています。

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