レッドシダー軒天材の選び方と施工のポイント|羽目板でつくる美しい軒天



ウッドデッキやフェンス、外壁など、屋外で使用されることの多いレッドシダーですが、羽目板は屋内の壁や天井だけでなく、軒天にも使用されています。
玄関や軒下に立ったとき、自然と目に入るのが「軒天(のきてん)」です。
軒天は屋根の裏側にあたる部分で、建物を雨や日差しから守るだけでなく、住宅全体の印象を左右する大切な部位でもあります。
軒天に天然木を取り入れることで、玄関まわりや軒下に温かみのある表情を演出できます。さらに、室内の壁や天井にもレッドシダー羽目板を採用すれば、屋外から屋内へと木の質感がつながり、住まい全体に統一感のあるデザインを演出できます。
レッドシダーは、美しい木目や色の濃淡に加え、天然の耐朽性を備えた木材です。軒天のように屋根によって雨や日差しからある程度保護される場所では、その魅力をより長く楽しむことができます。
今回は、レッドシダー羽目板を軒天に使用する魅力や選び方、施工時のポイントについてご紹介します。
目次
軒天とは?
軒天とは、屋根が外壁より張り出した部分の裏側(軒裏)の仕上げ材です。
外壁や窓を雨や強い日差しから守る役割があるほか、住宅のデザイン性を高める重要な部分でもあります。
玄関ポーチやテラスなど、人の目線に入りやすい場所でもあるため、木目を活かした仕上げが人気です。
レッドシダー羽目板が軒天に選ばれる理由
美しい木目と色の濃淡
レッドシダーは、一枚ごとに異なる木目や色合いを持っています。
その自然な濃淡が軒下に豊かな表情を生み出し、外壁との組み合わせによって、モダンにもナチュラルにも仕上げることができます。
天然の耐朽性
レッドシダーは、天然の耐朽性を持つ木材です。
軒天は屋根によってある程度の日差しや雨風を防げる環境であるため、レッドシダー羽目板の美しい木目や風合いを長く楽しむことができます。
しかし、羽目板は外壁のように雨や紫外線を直接受け続ける場所への使用には適していません。
外壁には、厚みや形状を外装用に設計したサイディング材を使用することをおすすめします。
軽量で施工しやすい
レッドシダーは比較的軽量なため、天井面への施工でも扱いやすい木材です。
施工性の高さも、多くの現場で採用される理由のひとつです。
天然木ならではの温かみ
軒天に木材を取り入れることで、住宅全体がやわらかく落ち着いた印象になります。
外壁がガルバリウム鋼板や塗り壁の場合でも、レッドシダーを組み合わせることで、天然木ならではのアクセントになります。
軒天に使用する羽目板の選び方
無垢材と複合材
当店では、無垢材と複合材(単板貼り)の羽目板をご用意しています。
無垢材は天然木そのものの質感や風合いを楽しめることが魅力です。
複合材は表面にレッドシダー単板を使用し、美しい木目を活かしながら施工性にも配慮した仕様となっています。
用途やデザイン、ご予算に合わせてお選びください。
クリア(上小無地)グレード
当店の羽目板は、節の少ないクリア(上小無地)グレードのみを取り扱っています。
すっきりとした木目が特徴で、住宅や店舗を問わず上質な空間づくりにおすすめです。
塗装方法を選ぶ
木本来の色味を活かすクリア塗装や、建物全体のデザインに合わせた着色塗装など、仕上げ方法によって印象が変わります。
経年変化も考慮しながら選ぶことをおすすめします。
施工時のポイント
現場環境に馴染ませてから施工する
天然木は湿度によって伸縮するため、施工前に数日程度現場環境へ馴染ませてから施工すると安心です。
木口まで塗装する
塗装仕様の場合は、施工前だけでなく切断した木口も忘れずに塗装します。
耐久性向上にもつながります。
ステンレス製の釘・ビスを使用する
レッドシダーには天然成分が含まれているため、鉄製金物では黒いシミが発生することがあります。
ステンレス製の釘・ビスを使用することをおすすめします。
割付を事前に確認する
軒天は視線が集まりやすい場所です。
施工前に割付を確認し、左右のバランスや継ぎ目の位置を整えることで、美しい仕上がりになります。
塗装と経年変化
レッドシダーは時間の経過とともに色合いが変化します。
無塗装ではシルバーグレーへと変化し、自然な風合いを楽しめます。
クリア塗装は木目を活かした仕上がりになりますが、紫外線の影響を受けるため定期的なメンテナンスがおすすめです。
着色塗装では建物全体との色調を合わせることもできます。
メンテナンス方法
軒天は雨が直接当たりにくいため、外壁より劣化しにくい部位です。
それでも年に一度程度は汚れや塗膜の状態を確認し、必要に応じて洗浄や再塗装を行うことで、美しい状態を維持できます。
よくある質問
Q1. 軒天には無垢材と複合材のどちらがおすすめですか?
どちらも軒天に使用できます。
天然木そのものの質感を楽しみたい方は無垢材、施工性や用途に合わせて選びたい方は複合材がおすすめです。
Q2. 無塗装でも使用できますか?
使用は可能ですが、紫外線の影響により徐々にシルバーグレーへ変化します。
木本来の経年変化を楽しみたい方におすすめです。
Q3. 軒天に使用した羽目板を、そのまま外壁にも使えますか?
軒天に使用するレッドシダー羽目板は、屋根によって雨や日差しからある程度保護される場所での使用を想定しています。
外壁は常に雨風や紫外線にさらされるため、羽目板ではなく、外装用に設計されたサイディング材を使用することをおすすめします。
当店では、本実サイディングやベベルサイディングなど、用途に応じたレッドシダー外装材をご用意しています。
Q4. 軒天にもメンテナンスは必要ですか?
雨が直接当たりにくい場所ですが、定期的な点検や必要に応じた再塗装を行うことで、より長く美しい状態を保つことができます。
まとめ
レッドシダー羽目板は、美しい木目や色の濃淡、天然の耐朽性を兼ね備えた木材です。
軒天に使用することで、住宅の外観に温かみと上質な印象を与え、玄関や軒下など、人の目に触れる場所をより魅力的に演出できます。
また、屋根によって雨や日差しからある程度保護される軒天は、レッドシダー羽目板の風合いを長く楽しめる場所でもあります。適切な施工や定期的なメンテナンスを行うことで、その美しさを長く保つことができます。
さらに、レッドシダー羽目板は軒天だけでなく、室内の壁や天井にも使用できるため、屋外から屋内まで木の質感を統一した、まとまりのある空間づくりが可能です。
天然木ならではの豊かな表情を活かし、住まい全体に心地よい一体感をもたらす素材として、ぜひレッドシダー羽目板をご検討ください。




